お墓購入時の注意点—場所

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元石材店

こんにちは。かくけいです。

どちらかというと、お墓の存在に否定的な考えを持つ私が、お墓の購入をお考えの方の参考になればと思い記事を書かせていただきます。

お墓が必要になった際、なにからはじめればいいか。そういったことをお話しさせていただこうと思います。

いいお墓 バナー お墓さがし
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立地

霊園がある場所というのは、たいてい駅から離れていると思います。

駅前の土地ならマンションや商業施設の方が採算がいいからです。

霊園ができる場所というのは、たいてい駅から離れた市街化調整区域で開発されます。

これも市街化調整区域は土地の価格が安価だからです。

市街化調整区域は基本的には農業や林業をおこなう場所ですので、周辺に住宅は少なく霊園開発をおこなうには反対される恐れが少なくなります。

△墓地建設反対の土地には立て札や横断幕が目につきます

反対運動

霊園開発には、反対運動がつきものです。

自分の家の近くに霊園ができるのは気持ちのいいものではないようです。

原発や産廃施設などと同じかもしれませんね。

どこかには必要だとは分かっているけど、自分の近くには持ってこないでくれという感じでしょうか。

霊園開発予定地の周辺では、地域一丸となって霊園建設反対などののぼり旗や横断幕が目につきます。

昔は開発予定地から半径110mの範囲内に居住している人、および土地を所有している人の同意書が必要でした。

今は、半径110m以内の方に説明会を三回開催しなさいとなっています。

頻繁に条例が変わるのでそのうちまた変わるかもしれませんが。

説明会を開いて質疑応答を行い、役所が調整していくのですが、とんでもない不備がない限り開発中止にはなりません。

反対する明確な理由が必要だからです。

近くに墓地ができるのは、なんとなく嫌だから。

これでは理由になりません。

地価が下がるから。

霊園が近くにできても地価は下がりません。そういう実績がありません。

明確な理由が必要になるのですが、なんとなく嫌としか思っていない住民たちは素人なので対処の仕方もわからず、時間とともに熱が冷めてしまいます。

開発する側は必死なので熱が冷めることはありません。

住民側はなんとか阻止するために、要求を出します。

開発側は、何億、何十億の事業ですから、どんな要求にもこたえます。

近くの用水路を直してほしい。

災害時の緊急避難場所にさせてほしい。太陽光発電と井戸を用意。

不審者が寄り付かないように。24時間監視装置の設置。

大雨の時の雨水対策。大規模な調整池。

交通渋滞が起こらないように。ガードマンの配置、最寄駅からの送迎車。

など、多少のお金で解決できることなら要求にこたえていきます。

住民側は阻止するために要求を出すのですが、要求を出した時点で負けです。

その要求を呑んだらOKですよと言っているようなものなのですから。

要求を出すごとにクリアされていくと住民側の熱も徐々に冷めていくのです。

もっと手っ取り早い方法もあります。

一番熱量の高い反対者に現金を握らせて味方につけるのです。

要求にこたえていくよりも安く早く解決する方法かもしれません。

ただ、それに乗ってこない場合は燃料投下になってしまうかもしれませんが。

そんなわけで霊園建設反対運動が成就することはないのです。

ついでに、学校の敷地から110mにも霊園は開発できません。

△納骨堂

屋内型

駅近を望むなら、昔からあるお寺の境内地にある墓地か近年増えている屋内型の自動搬送式がいいかもしれません。

屋内の自動搬送式というのは、都心部の駐車場などでみかける車を納めるとその車がコンベアでどこかに運ばれていく、あれを小型化したものをお墓に用いていると考えていただければいいかと思います。

屋内なので雨や雪の日でも安心してお参りに行けますし、土地の効率としてもいいかもしれません。

ただ実際には雨や雪の日にわざわざお墓参りに行くかというと疑問ですが。

一般的なお墓の場合の利点は、墓石が朽ち果てようが管理料さえ払っていれば未来永劫そのまま残るというのがウリです。

しかし、自動搬送式、ロッカー式の納骨堂などもそうですが、いずれ建物自体の耐用年数がやってきます。その際にどのように対応されるのかというのもしっかり確認しておきたい事項です。

年々積み立てて建て替えの費用に充てるのか、いざその時にみんなで建て替え費用を捻出するのか。

その時には、買った方も売った方も当事者たちはもういないでしょうから、そのときの人たちに任せてしまうってのでもいいのでしょうが。

自宅近く

霊園の場所についてはご自宅から近い方がいいという考え方があります。

いつでも気の向いた時にお墓参りにいけますものね。

が、お子さん、お孫さん、その先の方たちはずっとそこに住んでいるのでしょうか。

考え方を変えてみると観光地などいいかもしれませんよ。

北海道とか沖縄とか箱根とか鎌倉とか京都とか奈良とか。

お墓参りのついでに観光みたいな。

そうそう頻繁にいけないかもしれませんが、みんな喜んでお参りしてくれるかもしれません。

まぁこれは冗談ですが。

実際には北海道や沖縄は、お墓の文化がずいぶん違うのでカルチャーショックを受けてしまうかもしれません。

まぁ必ずしもご自宅の近くという理由だけで選ばない方がいいですよということをお伝えさせていただきます。

年に数回、多い人でも月に一回。

そんな場所が自宅の近くがいいのでしょうか。

実際に自宅の近くだったとして、そんな頻繁にお墓参りに行かれるでしょうか。

冨士霊園

また、こういうこともあります。

静岡県に冨士霊園という非常に広大な霊園があります。

日本さくら名所100選にも選ばれている非常にきれいな霊園で7万区画ほどの広大な敷地を有しています。

私も実際に見に行ったことがありますが、手を延ばせば届きそうなくらい富士山が間近にあり、広々として気持ちのいい霊園です。

昭和40年の開園で、都内からも多数の方が申し込みされたそうです。

当時は東名高速もすいていて、自家用車でも気軽に行けたそうです。

でも今は、お盆やお彼岸の時期は大渋滞で朝一に出かけて、帰りは夜遅くとなるようです。

一日がかりです。

ですので、もっと気軽にお参りできる霊園をと、またあらたにお墓を求めるというお客様が結構おられました。

お墓なんて、一生に一度の買い物なんておっしゃる方もおられますが、二度三度と買い替えされる方もおられます。

車などであれば、下取りなんて制度もありますが、お墓の下取りはほぼありません。

それ以上に、基本的にお墓を処分する場合は更地にして無償返還というのがありますので、費用はかさみます。

最後に

遠すぎてお参りに行かないのであれば、お墓の存在価値はなくなってしまいます。

場所については、いろいろなことを考えて検討されるといいと思います。

小さいお子様などがお墓参りに行きたくなるような工夫ができる場所。

たとえば、動物園の近くとか遊園地の近くとか。

現実的な話だと道中に商業施設があるとか。

帰りにどこそこでケーキを食べて帰ろうとかね。

小さいころからお墓参りにたずさわっていると情操教育にはいいのかもしれませんよ。

ご先祖様、目上の人に敬いの念を持ってもらうために。

まぁそもそもがお墓って必要なのってところからお考えになられるといいかと思います。

それでは、また。

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