お墓購入時の注意点—墓所の広さ

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元石材店

こんにちは。かくけいです。

どちらかというと、お墓の存在に否定的な考えを持つ私が、お墓の購入をお考えの方の参考になればと思い記事を書かせていただきます。

お墓が必要になった際、なにからはじめればいいか。そういったことをお話しさせていただこうと思います。

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墓所の広さ

墓所の広さについては、そりゃ広ければ広いに越したことはないと思います。

(広ければ広いほどといってもあまりにも広いと手入れが大変になりますが)

広い墓所を持つには、それに応じて金額が伴ってきます。

一昔前のお墓に関する書籍などでは総額300万円を目安にしなさいなどと記載されていることが多く、商売としては非常にやりやすかったそうです。

今となっては、その半分くらいではないでしょうか。

ただこれも地域によって違うと思われます。

でも、まぁだいたいどこであっても、それこそ都内であっても100万円あればお墓としては格好がつくのではないでしょうか。

地価の高い都内であればそれなりに小さなものになります。

30cm四方の0.09㎡なんてのもあります。

そこから郊外に向かって面積当たりの価格は下がっていきますが、墓地の最小面積が大きくなっていきます。

そもそも墓所が広いことによって何がいいのでしょう。

いっぱい遺骨を納められる?人数が多く利用できる?

そういう面もありますが、小さいお墓だから少人数のみということはありません。

△白磁の骨壺と桐箱

骨壺

関東では骨壺のままで納めることが多く、比較的場所を取ります。

関東の骨壺は7寸壺が主流ではないでしょうか。

火葬場では、全身の遺骨を7寸壺に納めます。最後の粉まで小さなほうきで掃きとる光景をご覧になったことがある方も多くおられることと思います。

ちなみに関西では5寸壺。遺族がお箸で壺に納めていきます。残りは火葬場で供養塔に納められます。

関東では骨壺のままお墓の納骨室(カロート)に納める形式が多いと思います。

そうするとどうしてもスペースに限りがあります。

ただ、広い墓所のお墓でも狭い墓所のお墓でも納骨室の広さに大きな差はないと思われます。

広い狭いの感覚が人によって差があると思いますので例を挙げてご説明します。

3.00㎡とか4.00㎡とか20.00㎡とかになると納骨室の広さはほぼ一緒です。

△広い敷地のお墓

骨壺で横に二つ、縦に三つで6個。

二段にして12個。

これは手前に階段があって墓所に登る感覚のお墓です。

納骨室(カロート)の入口の蓋となる拝石(はいせき)のサイズの関係です。

あまりにも大きな拝石になると人力で持ち上げることができず、納骨の際に大変な手間になるためです。

丘カロートと呼ばれる形式では、墓所の広さすべてが納骨室(カロート)となりますので、2.00㎡や3.00㎡の墓所で10個以上の骨壺が納められると思います。

△丘カロートのお墓

これが1.00㎡以下の墓所になると4個とか2個とかになります。

お墓さがし

納骨室がいっぱいになったら

で、例えば骨壺が2個しか納められない墓所の場合、二人納めたら終わりかというとそうではありません。

三人目の遺骨が来た場合には古い骨壺から順に納骨室内の土の部分に遺骨を撒いていきます。

土に還っていただくのです。

このことに抵抗を感じる方が少なくありません。

昔は土葬だったのですよと説明しても納得いかない表情の方もおられます。

前述の関西などははじめから骨壺には全身でないためかそれほど抵抗を感じないようです。そもそも関西では骨壺で納めません。骨壺から遺骨を出し、さらしでできた袋に納め、その袋を納骨室に安置するという方法です。

北海道では壺ではなく、桐箱に遺骨を納め、そのまま納骨室に納め、箱が朽ちてそのまま土に還るようにしているという地域もあります。

地域によってさまざまです。

ちなみになぜ関東では骨壺のまま納めるのか。

関東、とくに東京は地方出身者が多くいます。

地方出身者はいずれ故郷に帰りたいと願うものも少なくありません。

いずれは故郷の地で眠るため、移動させやすいために骨壺で納めているのです。

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有効率

墓地をこれから求めようとお考えの方々にとって、直接は関係ないのですが、知識として知っておいていただけると納得しやすい事柄として有効率というものがあります。

有効率とは、ある土地を霊園にする場合、その土地と実際に墓地になる面積の比率のことをいいます。

たとえば、10,000㎡の土地があり、この土地を霊園にする場合、当然通路が必要です。

トイレや休憩施設のある管理棟も必要でしょう。

駐車場も必要です。

というよりも条例で定められています。

地域にもよりますが、墓所の区画数の5%とか。

5%であれば、1,000区画の墓所ができるなら、50台の駐車場を確保しなさいというもの。

緑地も必要です。

これも条例で定められています。

全体の30%とかね。

そうすると10,000㎡の土地で、墓地ができるのは3,000㎡ほどでしょうか。

有効率は30%となります。

上でも示しましたように、駐車場の台数は区画数と密接な関係にあります。

ですので、小さな面積の区画をたくさん作ってしまうとそれだけ駐車場が必要になり、事業としてうまみが少なくなります。

だからといって、大きな面積の区画ばかりにすると販売価格の総額が高くなり販売しづらくなります。

また、小さい面積の区画ばかりにすると通路が多くなり、これも事業としてのうまみが少なくなってしまいます。

通路や駐車場はお金を生み出さないので、事業側としてはできる限り少ないくしたいという思いが強いと思います。

だからといって、駐車場が極端に少ないと霊園の魅力が減り、売れにくい霊園となってしまいます。

通路はできるだけ少なくしたいのですが、少なくするやり方として、墓所を正方形にするのではなく、縦長(間口を短く、奥行きを長く)にするというものもあります。

条例にもよりますが、通路の幅は1.00mと定められています。

墓地はだいたい背中合わせに作られています。

これも有効率を上げるためです。

墓地の奥行によって有効率を大きく左右します。

ですので、間口の広い墓地というのはなかなか見当たらないと思われます。

△お墓の一坪は世間一般の土地の一坪とちがう?
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お墓の一坪

墓地の一坪って普通の一坪と違うのでしょ?っていうご質問を頂戴することがあります。

一般的に一坪は1間(6尺)四方、おおざっぱにいうと180cm四方ですので3.3㎡ほどになります。

ちなみにこれは計量法では禁止されており、平方メートルなどであらわさないといけないそうです。

各業種にそれぞれ独自の坪があり、ガラスの世界では1尺四方であったり、綿や織物、金箔の世界では

1寸四方であったりさまざまです。

お墓の世界での坪は、3尺四方、だいたい90cm四方、0.81㎡を指します。

関西ではこれを1聖地と呼びます。

ですので、たとえば1.00㎡の墓地は1÷0.81=1.23聖地とあらわされます。

単純に畳一枚分は2聖地となります。

最後に

あくまでも私個人の感覚ですが、お墓本来の目的である供養するということであれば、墓所の広さは関係ないのではないかと思います。

気持ちの問題です。

いくら広い墓所であっても草ボーボーだともったいないですよね。

では、また。

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